
昔からお祭りなどのイベントで定番のりんご飴ですが、キッチンカーで販売するためには資格の取得や各種手続きが必要です。
本記事は、キッチンカーでりんご飴を販売する流れやポイント、成功の秘訣も紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
りんご飴はキッチンカー販売に向いている?
ますは、りんご飴がキッチンカーに向いているかどうかについて解説します。
そもそもりんご飴とは
りんご飴とは、りんごの外側を飴でコーティングしたスイーツで、昔から屋台や夏祭りなどでよく販売される人気のメニューです。
最近では、丸ごとのりんごに棒が刺してあるタイプだけでなく、食べやすいように一口サイズにカットされているタイプもあります。
カットされているタイプはカップに入っているため、数人でシェアして食べたり、最後まで食べ切れたりとメリットが多いようです。
食べにくさの問題を克服したことで、りんご飴は再びブームとなっています。
りんご飴は人気?
りんご飴は、2010年頃から、特に若い世代を中心に人気が高まってきました。
SNSの普及により、写真映えする見た目や食べたときの独特な音などが注目されるようになったことが再ブームのきっかけと考えられます。
また、豊富なフレーバー・トッピングなどにより、さまざまなバリエーションを楽しめるようになったことから、お祭りや屋台以外のシーンでもニーズが高まっています。
りんご飴がキッチンカー販売に向いている理由
りんご飴がキッチンカー販売に向いている理由は、幅広い世代から人気があるからだけではありません。
りんご飴は、作り置きができて製造工程がシンプルなので、キッチンカーでの販売に適しています。
また、りんご以外にも、イチゴやブドウなどを使えば複数のフルーツ飴が提供でき、バリエーションを増やしやすいところもキッチンカーに向いているポイントです。
りんご飴とキッチンカーは、相性抜群と言えるでしょう。
キッチンカーでりんご飴を販売する際に必要な資格や許可
ここからは、キッチンカーでりんご飴を販売する際の資格や許可、流れについて解説します。
事前にしっかり確認し、開業の準備を進めましょう。
食品衛生責任者
食品衛生責任者は、飲食店や食品に関わる店舗ごとに、必ず1人配置するよう義務付けられており、キッチンカーも同様です。
食品衛生責任者の資格は、食品衛生協会が主催する約6時間の講習会とテストを終えることで取得できます。
食品衛生責任者の修了証をキッチンカーに掲示することで、お客様の安心感にもつながるでしょう。
保健所の営業許可
次に、保健所に営業許可を申請します。 これは、キッチンカーを含む飲食店が、食品を調理・提供をする為に必要な許可です。
都道府県や指定地域により分割して許可証が発行されるため、キッチンカーは出店先の管轄地域毎に営業許可を取得する必要があります。
りんご飴販売で必要なキッチンカーの設備
キッチンカーでりんご飴を販売するためには、まず、保健所が定める基準を満たすキッチンカーを用意する必要があります。
具体的には、シンクの数や給排水タンクなどが基準として定められていますが、詳細は自治体によって異なるため注意が必要です。
キッチンカーの準備は、まずは出店先となる自治体の保健所で設備基準を確認することから始めましょう。
また、キッチンカーでりんご飴を製造する際は、以下のような調理設備が必要になります。
- コンロ:飴を温めるため
- 冷蔵庫・冷凍庫:食材を保存するため
- 鍋、ボウル、へら、温度計などの調理器具
りんご飴のキッチンカー開業準備は、それほど大掛かりな調理設備が必要ないという点も大きなメリットと言えるでしょう。
キッチンカーでりんご飴を販売する際の注意点
りんご飴はキッチンカー販売に向いていますが、注意点もあるので確認しておきましょう。
ランチタイムは集客が難しい
食事・軽食を扱うキッチンカーであれば、毎週決まった場所に出店してランチ営業ができるため、比較的安定した売上を確保しやすくなります。
しかし、りんご飴はスイーツなので、ランチタイム営業のように固定客を取り込むことは難しいと言えるでしょう。
週末のイベントに合わせて出店する、りんご飴以外のメニューも検討するなど、経営戦略を検討しておくといいかもしれません。
食材や商品の管理
りんご飴の主な材料はりんごと飴ですが、りんごは生鮮食品なので時期によっては傷みやすくなります。
飴も温度や湿度の影響を受けやすく、保管方法によっては品質が下がることも考えられます。
特にキッチンカーは、車内が高温多湿になりやすいため、食材の適切な管理を徹底することが大切です。
天候の影響を受けやすい
キッチンカーは、基本的に屋外での出店になるので、天候が悪いと集客が伸びにくくなります。
また、雨天でイベントが中止されることも珍しくないため、出店の際には天候による影響にも配慮することが大切です。
りんご飴のキッチンカー販売を成功させるポイント
以下では、キッチンカーでりんご飴販売を成功させるためのポイントを3つ紹介します。
オリジナリティのあるメニューを考える
りんご飴は、アレンジ方法が無限にあるといっても過言ではありません。
飴の味やトッピングを工夫することでお店のオリジナリティが出せ、他店との差別化が可能です。
さまざまなお店のメニューを参考にしながら、試作を繰り返して独自のメニューを開発しましょう。
そうすれば、これからキッチンカーでりんご飴を販売しても、十分に勝負できます。
立って作業できるキッチンカーがおすすめ
そもそもキッチンカーは厨房設備などがあるため、広いスペースを確保しづらいことを知っておかなければなりません。
特に、軽バンサイズのキッチンカーの場合、座ったまま・中腰の体勢を長時間続けなくてはならないため、思いのほか身体に負担がかかります。
身体を傷めるリスクを避けたい場合は、軽トラック型のキッチンカーを検討してみましょう。
SNSを活用する
最近の宣伝方法はSNSが主流で、キッチンカー開業も例外ではありません。
SNSで宣伝する最大のメリットは、若い世代を中心に幅広い世代に一気に情報が広がる点です。
開業後は、出店先の場所やメニューをはじめ、見た目にこだわった映えるりんご飴の写真を頻繁に投稿しましょう。
投稿を繰り返すことで徐々にお店の情報が拡散され、大幅な集客アップが期待できます。
おすすめフレーバー
以下では、キッチンカーで販売するりんご飴でおすすめのフレーバーを紹介します。
カラースプレー
子どもからの人気が高い定番のフレーバーです。
カラフルで、見た目のインパクトがあり食感も楽しめるので、カラースプレーはりんご飴のメニューに含めることをおすすめします。
抹茶
抹茶の鮮やかな緑色はりんごの赤色と相性がよく、見た目のインパクトが大きいのでお客様の目を引きます。
香りも爽やかで、幅広い世代に好まれるフレーバーです。
和風スイーツとして、黒蜜などと組み合わせると新たな魅力を発見できるかもしれません。
ココアパウダー
ほんのり苦みのあるココアパウダーを加えることで、一般的なりんご飴に比べて甘さを抑えられます。
ココアパウダーは種類が豊富で甘さなどの調整がしやすいので、複数を配合してお店オリジナルのココアパウダーを作るのもいいかもしれません。
甘いものが苦手な人を取り込めれば、売上アップにつながります。
紅茶
りんごと紅茶は相性がよく、上品な味わいに仕上がります。
紅茶を飴に混ぜて作るので、紅茶飴をたくさん作って他のフルーツに利用すれば、バリエーションを増やすことも容易です。
紅茶味のりんご飴は取り扱っているお店が少ないため、試してみる価値は十分にあります。
りんご飴の人気キッチンカー
キッチンカーでりんご飴を販売している人気店を紹介します。
AppleBase
イベント企画会社が運営するりんご飴のキッチンカーで、宮城県エリアを中心に出店しています。
りんごの品種を変えたり、パイナップルやイチゴなど複数のフルーツを取り入れたり、ヨーグルトなど豊富なフレーバーを使ったりと、お客様が楽しめるようにさまざまな工夫をしています。
また、クリームソーダにも力を入れているため、何度でも行きたくなるお店になっています。
ApplePop
ApplePopは、千葉県のショッピングモールなどを中心に出店しています。
お店の一番のこだわりはりんごで、旬を迎えた品種を厳選して取り寄せる徹底ぶりです。
懐かしさと斬新さを兼ね備えたりんご飴を楽しめるとあって、リピーターも続出しています。
オンラインショップも展開しているので、気になる方は一度試してみるといいかもしれません。
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まとめ
お祭りなどで定番のりんご飴は、今も進化を続け、キッチンカー販売でも高い人気を誇ります。
味のバリエーションを増やしたり、SNSを利用したりすることで効果的な集客も見込めるでしょう。
キッチンカーでりんご飴を販売するためにはさまざまな準備が必要になりますが、保健所の基準を満たしたキッチンカーの製作が最優先です。
また、りんごは生鮮食品で品質管理が難しいため、対策を徹底しましょう。
キッチンカーでりんご飴の開業に向けて不安がある方は、専門業者に相談することをおすすめします。