
キッチンカーで商品を提供するときに必要となる「テイクアウト容器」。
メニューに応じて適切な容器を使用しないと、お客様が不快感を感じてしまうので注意しましょう。
選び方次第で売上に貢献する可能性も十分にあります!
この記事では選ぶ時のポイントをご紹介します。
キッチンカーの売上や年収を詳しく知りたい方はこちらの記事もお読みください。
売り上げがアップする容器の選び方
一見重要そうに見えない「テイクアウト容器」ですが、単純に食事を盛る入れものではないのです。
適切に選べてないと、お客様に不快感を与えてしまう可能性もあります。
メニューによって使い分けるなど、上手に活用すれば売り上げアップを狙うこともできる重要アイテムでしょう。
料理の魅力をアップさせる容器
料理を引き立てて、さらに美味しそうに見せることが重要です。
これは同じ商品であっても、容器によって更に「美味しそう」と思わせられるためです。
料理の彩りは、白・黒・赤・黄・緑の5つのカラーが基本とされていて、この構成を取り入れることで料理の魅力は更にアップします。
かといって何でもカラフルにすればいいというわけではありません。
例えばステーキならば、食欲増進カラーである赤系にしよう!とするよりも、あえて白を選んだほうが焼き色や焦げ目を引き立て、食欲をそそります。
ステーキをごはんに乗せて丼として販売するなら、黒系の容器で存在感と高級感をアピールすることも。
青や緑などいわゆる寒色系は食欲減退カラーとも言われますが、かといって避ける必要はなく、清涼感のあるイメージを伝えるには最適といえます。
このように見た目にも気を遣ってフォトジェニックな一品に仕上げると、インスタ映えも狙えて口コミによるSNS効果まで付いてきます。
特に女性受けする商品ならば、その効果は絶大なものとなるでしょう。
オリジナルのロゴ入りデザインやカフェ風デザインも人気があります。
機能性の高い(使いやすい)容器
安心して持ち帰っていただくために機能性・使い心地はとても重要です。
温かいメニュー | 電子レンジ対応容器 持ち帰ってそのまま温め直せます。 |
熱いメニュー | 耐熱容器 熱で変形しない容器です。 |
油の多いメニュー | 耐油性容器 油が容器の外に染み出してしまうのを防ぎます。 |
汁物メニュー | 蓋つき容器 持ち歩く際に汁がこぼれるのを防ぎます。 |
オフィス街のランチ販売や夕方のスーパー前など、持ち帰って食べることが前提ならば、機能性に特に気を遣うとお客様に喜んでもらえるでしょう。
地球にやさしい「サスティナブル」な容器
「サステナブル」という言葉を聞いたことがありませんか?
地球環境のことを考えた、「サステナブル(=持続可能)」という考え方が注目を集めています。
なるべくプラスチックを使わず、地球環境に優しい竹や木材の容器を好むお店も増えてきました。
石油由来ではなくトウモロコシなどの生物資源により作られたプラスチックや、使用済みプラスチックをリサイクルし新たな容器を作り出すエコ容器もたくさんあります。
コロナ禍の現在、デリバリーやテイクアウトの利用者は劇的に増加しています。
おいしく食べたあと容器をすぐゴミとして捨てるのであれば、地球にやさしいものを選んでみてはいかがでしょうか。
経費削減!低コストの容器
容器にかかる費用も経費の一部です。
容器に掛かる経費は、売上の2%程度に抑えるのが良いでしょう。
自分なりの考えでこだわりを持つのも素敵なことですが、まずは経営が回せるかどうかを最優先に考えましょう。
特に開業したばかりの時期は慣れないことも多く、効率も悪くコストが上がってしまいがちです。
まずは低コストの容器を使って販売し、経費に余裕が出てきたときにこだわって選ぶのも手です。
お弁当におすすめの容器を選ぶポイントは?
主食+おかずがひとつの容器に収まるものでなくてはなりません。
お弁当を入れる容器はどのように選んだら良いのでしょうか。
仕切りがある
容器のなかでおかずが混ざってしまわないよう、仕切りがあるものにしましょう。
おかずが何品あるのかで、仕切りの数も変わってきます。
ある程度深さもあると、汁気がほかの料理に移って味が混ざってしまう事態も防げます。
電子レンジで温められる
お弁当は持ち帰って食べることも多いため、温め直すことが想定されます。
電子レンジ対応容器であることはもちろん、庫内に収まるサイズにするといった気遣いがあると喜ばれます。
お弁当におすすめの容器
ある程度の仕切りと深さがあり、電子レンジの庫内にも入るサイズのお弁当容器です。
角がなく丸みを帯びたデザインで、やわらかい印象を与えてくれるのがポイント。
こちらは電子レンジ対応ではありませんが、フォトジェニックなお弁当容器です。
紙素材ですが内側には耐油処理が施されているので、安心して詰められます。
お店のロゴをプリントした帯紙を巻くと一層おしゃれになりますね。
カレーにおすすめの容器を選ぶポイントは?
ごはんと一緒のカレーライス、ナンと別になったカレーなどスタイルにより変わってきます。
カレーライスならスプーンですくいやすいよう深型に、ナンで食べるタイプならルーの容器は断熱性や耐油性に優れたものが良いでしょう。
耐油性
カレーは油を多く含んだメニューですので、染み出してしまわないよう耐油性のものが適しています。
電子レンジで温められる
カレーは温かいまま食べる料理なので、温め直しができるものが良いでしょう。
漏れないようなフタ付き
食欲をそそるスパイスの香りはカレーの魅力のひとつですが、こぼれてしまっては他の方の迷惑になることもあります。
蓋がついたものがおすすめです。
カレーにおすすめの容器
電子レンジ対応のカレー皿。ごはん部分とルー部分が仕切られています。(フタは別売り)
ごはんが容器にくっつきにくい処理がされているため、最後のひと粒までおいしく食べていただけます。
丼・麺におすすめの容器を選ぶポイントは?
丼や麺類はイベント会場でも人気メニューです。
その場で食べるのか持ち帰って食べるのかによっても選ぶポイントが違ってきます。
深さがある
イートインタイプもテイクアウトタイプも容器選びで共通する点は深さがあること。
具材を盛り付けた際に溢れてしまわないよう、必ず深さがあるものを選びましょう。
耐熱性の素材
丼や麺は手で持って食べることが想定されます。
やけどをしないよう、熱さを感じにくい素材でできた容器を選びましょう。
中皿・漏れないようなフタ付き
持ち帰って食べる場合、丼にごはんや麺を盛り付けて中皿に具材を乗せれば、食べるときに出来たてのおいしさを味わえます。
持ち歩きできるようフタが付いたものが良いですね。
丼・麺におすすめの容器
電子レンジ対応。
中皿がついているので持ち帰り中に汁気がごはんと混ざりません。
ラーメンの容器ならこちら。
すぐ食べることを想定しているので電子レンジ対応ではありませんが、耐熱性・耐寒性に優れているので持っても熱くなりにくい容器です。
まとめ
容器はただの入れ物ではなく、提供する商品の一部です。
ちょっとオリジナルなポイントも取り入れてお店をアピールすれば、容器で宣伝もできてしまいます。
経費と相談しながら、提供する商品に最適な容器を選びましょう。
昨今テイクアウト需要が伸びているため、キッチンカーを開業する方が増えています。
キッチンカーは固定店舗の飲食店よりも費用を抑えて開業することが可能です。
MYキッチンカーなら、キッチンカーの製作・販売のほかに開業までサポートさせて頂きます。
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