
北海道の中でも最も人が集まる「札幌市」。
そんな札幌で人気のイベントや人気のキッチンカー8選をご紹介します。
また、札幌市でキッチンカーを開業する方法や冬場は降雪も多い札幌で上手く営業するコツをお伝えしますので、ぜひご覧ください。
札幌で人気のキッチンカー8選を紹介!
北海道産の食材にこだわったキッチンカーが札幌では人気を集めています。
ここでは、個性豊かなメニューで人気のキッチンカー8店をご紹介します。
ASOMBROSO
北海道産のジャガイモにこだわった「フライドポテト」を販売しているキッチンカーが「
ASOMBROSO(アソンブロッソ)」。
素材本来のおいしさを堪能できるプレーンはもちろん、さまざまな風味を味わえる各種ソースがトッピングされたフライドポテトもかなりの人気を集めています。
お店オリジナルのスムージーはフライドポテトとの相性抜群で、チアシードスムージーは、砂糖などを一切使用していないためヘルシー志向の方におすすめです。
現在、旭川市に固定店舗を構えている「ASOMBROSO」は、キッチンカー事業に成功したケースです。
可愛井カフェ
「可愛井カフェ」は、江別にある酪農学園大学の学生が起業したことで一躍話題となったキッチンカーです。
台湾や香港で人気のバブルワッフルは別名「エッグワッフル」と呼ばれており、モチモチとした生地のワッフルに、白玉や餡などがトッピングされています。
札幌はもちろん江別市など各地で出店しており、色鮮やかなピンクのキッチンカーを見かけたら、新感覚のスイーツを味わってみてはいかがでしょう。
てつまるケータリング函館
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韓国ジャンボホイップワッフルが話題のキッチンカーといえば「てつまるケータリング函館」。
販売場所はSNSで告知していますが、遭遇したらぜひチェックしたいキッチンカーとして人気です。
「ストロベリーソース」や「チョコクランチ」のジャンボやハーフサイズが基本メニューとなっていますが、限定で「ブルーベリー」や「ハニーホイップ」などが登場することも!
ジャンボホイップワッフルを道南で味わえるのは「てつまるケータリング函館」だけです。
また、「てつまるケータリング」では、たこ焼きのケータリングカーも営業しています。
出店情報はTwitterやLINEでチェック可能です。
キッチンカーJiJi
「JiJi」は札幌近郊を中心に移動販売を行なっている、クレープをメインとした人気のキッチンカーです。
北海道産の小麦を使用した生地は強火で焼かれていて、薄いのにしっとりモチモチした食感がたまらない一品です。
フルーツは季節ごとに変わるため、1年間を通して楽しめるキッチンカーと言えるでしょう。
そのほかにも、国産材料を使ったホットドッグや自家製のフラペリッチなどメニューも豊富ですので、ぜひ一度ご賞味ください!
おむすびすみす
おむすび専門店として人気なのが、きれいな空色のワゴンとのぼり旗が目印の「おむすびすみす」のキッチンカーです。
メニューのラインナップが豊富で、オリジナリティに富んだおむすびが人気のポイント。
そのなかでも、不動の人気を誇るのが「てほぐし紅鮭」、注目を集めているのが「長命草かつおみそ」、変わり種としては「ハスカップの塩漬け」が人気です。
「長命草のかつおみそ」は、長命草を味噌で甘口に炊き上げ佃煮にしたものをおむすびの具材に使用し、セリ独特の爽やかな香りも楽しめます。
また、北海道の名物の1つで甘酸っぱさが美味しいハスカップは、塩漬けにすることで梅干しのような感覚を味わえるそうです。
全道各地のイベントやショッピングモールに出店しているので、気になる方は公式TwitterやFacebookでスケジュールをチェックしてみてください。
らっきょ
ご当地グルメの中でも全国的に人気なのが札幌の「スープカレー」で、数あるスープカレーの専門店の中でも、ファンの多い「らっきょ」のキッチンカーです。
本格的なスープカレーは、寒い時期だけでなく暑い夏の日のエネルギーチャージにも欠かせません。
スープカレーとともに、ホットチャイもあわせて販売しているため、寒い時期には体がポカポカと温まるメニューが好評です!
ククルケバブ
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「ククルケバブ」のキッチンカーでは、北海道産のホワイトチキンをオリジナルのスパイスに漬け込んで焼いたケバブに、北海道産のフレッシュな野菜をふんだんに使用した「ケバブサンド」や「ロールケバブ」、「ケバブ丼」が大人気です。
甘みと酸味が絶妙なバランスのオリジナルソースが味の決め手で、マイルドと辛みを加えたホットの2種類から選べるところもポイントです。
スパイシーなチキンと野菜をサンドしたケバブサンドは、ボリューミーで食べ応えも抜群!
札幌はもちろん、さまざまなエリアに出店しているので、インスタグラムなどのSNSで出店情報をチェックしてみてください。
てんぷるびー
道央圏を中心にクレープや揚げ物をメインに販売しているのが「てんぷるびー」で、クリーム色の可愛らしいキッチンカーとピンクののぼり旗が目印です。
2021年からは、オーダーデリバリやクイックリーキッチンなどの新たな販売スタイルを加えて営業しているため、幅広いシーンで利用可能となりました。
「クレープ」、「フライドポテト」、「たこ焼き」、「サンドイッチ」にソフトドリンクやスープをセットにすると、毎日利用しても日替わりメニューとして楽しめます。
北海道・札幌のキッチンカーイベント
人気のキッチンカーが集結する食のイベントをご紹介します。
毎年、開催期間には多くの人が訪れにぎわっています。
出店場所の参考にもしてみてくださいね。
さっぽろ雪まつり
「さっぽろ雪まつり」は全国的にも知られている札幌の冬の風物詩ともいえるビッグイベントです。
3つの会場で個性豊かな雪像や氷像、親子で楽しめるスノークラフトなどが展開されている雪にまつわるお祭りで、恋人や家族、友人など誰とでも楽しめる催しとなっています。
ここ数年はオンライン開催をしたりと会場に直接足を運ぶことはできませんが、コロナ禍以前は国内外問わず約200万人以上もの方々が訪れており、キッチンカーも出店できます。
期間は1月末から2月初旬で行われていますので、温かい飲食物が人気です。
北海道キッチンカーフェスティバル
北海道内のキッチンカーが集結する「北海道キッチンカーフェスティバル」。
十勝のフードトラック協会と道内の店舗やキッチンカーなどがコラボした盛大なイベントです。
道内で人気のキッチンカー20台が集まり、道内各地の魅力的な食を堪能できるだけでなく、ものまねなどのイベントも楽しめます。
札幌でキッチンカーの求人はある?
ワーキングスペースの狭いキッチンカーでは、1人もしくは2人で営業することが多く、新たに人を雇う必要がないため、求人情報が少ないのが現状です。
ただし、イベント出店時や大手飲食店のキッチンカーのキッチンスタッフや販売スタッフを募集することはあるようです。
各キッチンカーによって異なりますが時給900円~、月給18万円~が目安となります。
まずはキッチンカーを開業する前にアルバイトしてみてもいいかもしれないですね。
札幌のキッチンカーは温かくおいしいのが魅力
新鮮な魚介類はもちろん、野菜・乳製品など美味しい食材がたくさんある札幌では、キッチンカーのメニューもバラエティ豊かで絶品と評判です。
札幌のキッチンカーでは、よそでは味わえない個性豊かなメニューを楽しめます。
そもそもキッチンカーとは
移動販売車の一種であるキッチンカーとは、「食品の調理設備を備えた車両」のことを指します。
フードトラックやクッキングカーと呼ばれることもあり、工夫次第で様々な可能性が広がるのがキッチンカーの魅力です。
カレー、オムライスからケバブなどの肉料理、アジアンテイストのランチ、クレープなど販売されているメニューが、バラエティに富んでいるのもキッチンカーの特徴ですね。
また、出来立ての料理をその場で味わえるのもキッチンカーならではと言えるでしょう。
札幌で人気があるキッチンカーの特徴
札幌のキッチンカーの特徴といえるのが、海の幸・山の幸が豊富な北海道の名産品を使用したメニューが充実しているところです。
寒冷地で積雪もかなり多いエリアということで、冬は名物のスープカレーやラーメンなど体の芯から温まるメニューが大好評。
そのほかにも、ザンギ(鶏のから揚げ)、北海道産の乳製品を使用したスイーツ、メロンパンなど、バラエティ豊かなメニューが並ぶのも北海道ならではといえます。
キッチンカーを出店するメリット
「飲食店を開業したいけど、開業資金が足りない」、「ランニングコストやスタッフの管理が心配」という方に、メリットがあるのがキッチンカーです。
また、固定店舗で営業している方にとっても、事業拡大としておすすめです。
固定店舗より低コストで開業できる
固定の店舗を持って飲食店を開業する場合に比べ、初期投資を抑えられるのがキッチンカーのメリットです。
飲食店を開業するにあたり、集客を見込める立地条件の場所にお店を借りるとなると、高額な保証金や家賃を準備しなければなりません。
また、内装・厨房設備・さまざまな備品など、多額の自己資金を用意しなければならないといわれています。
その一方で、キッチンカーで開業する場合には、営業可能な設備をもった車両を購入するための費用100~200万円と、初期の運転資金を準備するだけで開業することが可能です。
固定の店舗を持つ場合に比べ、飲食店開業のハードルがかなり低くなります。
キッチンカーの開業資金についてはこちらの記事をご覧ください。
移動して売れる時間帯・場所を選べる
「機動力」がキッチンカーの最大の魅力といっても良いでしょう。
時間帯・曜日・季節にあわせて、お客さんの集まりやすい場所を選んで営業できる点がメリットです。
たとえば、平日のランチタイムの前後はオフィス街、週末は子ども連れが集まりそうな公園やイベント会場周辺など、売上がアップしそうな場所へ移動できます。
ところが固定店舗で営業するとなると、再開発などで大型商業施設ができて集客上の変化やビルの建て替えなど、お店を取り巻く環境の変化にも対応していかなければなりません。
そんなリスクを避けられるのも、キッチンカーならではのメリットといえるでしょう。
固定店舗の事業拡大としても
初期投資が少ないことから、投資分を早めに回収できるのもキッチンカーならではのメリットです。
そのため、固定店舗で営業しながら事業を拡大のためにキッチンカーを導入すると、さまざまな展開に期待がもてます。
たとえば、大きなイベントやフェスへの参加など、今までにないチャレンジも可能です。
SNSを駆使して知名度を上げられるため、キッチンカーで活動して固定店舗の知名度アップや固定客の確保に利用できます。
さらには、新店舗や新メニューの開発のために、テストマーケティングを行う際にも役立ちます。
札幌でキッチンカーを開業する手順
以下の4つの手順は、キッチンカーを開業するうえで必要です。
・メニューの決定 ・キッチンカーの車両の準備 ・食品衛生責任者の資格取得 ・保健所で営業許可申請 |
メニューの決定
固定店舗ではなく、キッチンカーという特殊なスタイルで飲食業を始める場合、メニューを決める際にいくつかのポイントがあります。
・出店場所でメニューのジャンルを決める ・一点集中型のメニューがおすすめ ・メニューに最適なキッチンオペレーションの提供 |
あらゆるジャンルの食を提供できるキッチンカーでは、ランチ系からスイーツ系まで幅広いメニューを提供しています。
【出店場所でメニューのジャンルを決める】
エリアによってニーズが異なるのもキッチンカーならではの特徴です。
ガッツリ系メニューは、平日のオフィス街や公園でのランチを楽しみたいという客層に喜ばれます。午後からのエネルギーチャージに最適なオムライスやカレーなど、食べ応えのあるタイプが人気です。
また、エスニックブームの影響もあり、タコライスやロコモコ丼などにも注目が集まっています。
ランチメニューをメインにすると、平日のランチタイムが狙い目となるため、月曜日から金曜日までの5日間を埋めることができたら、収入のベースになるので営業時間が短くても効率よく売上を伸ばせるでしょう。
また、平日のランチがメインとなるので、週末に行われるイベントに参加できるメリットもあります。
一方、スイーツ系のタピオカドリンクやクレープなどは、出店できる場所は限られますが、時間を気にせず営業できるところがポイントです。
【一点集中型のメニューがおすすめ】
コンパクトなキッチンカーでは、効率よく営業することが重要なため、食材や時間のロスを避けなければなりません。
メニューの数が多いとどうしても数を売ることが難しくなるため、いろいろなメニューにチャレンジするよりも、メニューを絞り込んで一点集中型で極めることが大切です。
その際には、「北海道産」「オーガニック食材」などの付加価値で個性をアピールし、何度でも食べたくなる単品メニューを提供すると集客アップにつながります。
看板メニューとして定着したら、季節や週替わりで変化をつけて、バリエーションを増やすとよいでしょう。
【メニューに最適なオペレーションの提供】
狭いスペースで営業するキッチンカーでは、冷蔵庫などの大きな機器を積み込めないことが多いです。
食中毒を起こさないためには、衛生管理には十分に気を付け温度変化に適切に対応し、メニューに最適なキッチンオペレーションを準備する必要があります。
キッチンカーのメニューはこちらの記事も参考にしてください。
キッチンカー車両の準備
以下の2つの方法で、キッチンカーを準備できます。
・新車を購入する ・リースする |
新車を購入してキッチンカーを用意するためには、「MYキッチンカー」などのメーカーに改造を発注しなければなりません。
製作期間・予算などは、各メーカーや車種によって異なります。
予算としては、車の購入費用+改造費用=合計金額となるので、予算だけでなく製作期間にもチェックしながら車の準備をするようにしましょう。
移動販売車のリースを利用すると開業資金を抑えることが可能です。
キッチンカーの車両はこちらの記事も参考にしてみてください。
食品衛生責任者資格の取得
キッチンカー申請書類を準備する場合には、食品衛生責任者の原本が必要になります。
食品衛生責任者とは、食品の営業施設で衛生管理を行う責任者のことで、調理師・栄養士の国家資格所持者であれば、申請のみで資格取得が可能です。
6時間以上の要請講習を受講すれば、国家資格を保有していなくても食品衛生責任者の資格取得できるので、キッチンカーを開業するにあたって心配する必要はありません。
保健所で営業許可申請
キッチンカーを開業する場合管轄する保健所に届け出し、営業許可を得なければなりません。
営業許可には、さまざまな施設基準をクリアする必要があります。
また、札幌市保健所で取得した営業許可は札幌市内で出店する場合しか使用できません。
札幌市以外でも営業する場合は、各エリアの保健所で許可を取得しなければならないので注意しておきましょう。
さらに詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。
札幌でキッチンカー営業する際のコツ
外で営業するキッチンカーは、天候はもちろん季節にも左右されてしまいます。
キッチンカーの車内にはエアコンを設置できますが、販売を行うためには開けっ放しにしなければならないため、暖気が逃げてしまい寒さ対策を行えません。
そのため、寒くなる冬場は、足元にストーブを設置して暖気を逃がさないようにするのがおすすめです。
ただし、石油ストーブは火災の危険があるため、場所を取らないスリムタイプの電気ストーブを利用してみてはいかがでしょうか。
キッチンカーで使用できるワット数には限度があるため、ストーブを導入する際は事前にチェックして下さい。
一方、冬場でもキッチンカーの中は温度が高くなることがあるので、体温調節しやすい服装を選ぶことも冬場に営業するポイント。
また寒くて積雪の多い札幌では、雪の日など危険を伴うような状況のときは、出店を見合わせることも大切です。
札幌でキッチンカーをレンタル・製造するなら
札幌でキッチンカーを出店するなら、全国対応のMYキッチンカーへお任せ下さい!
MYキッチンカーなら、車両の販売・製造以外に、レンタルやリースも可能です。
あなたの事業計画に合わせて、長年のキッチンカーに携わってきた専門のスタッフが最善のプランをご提案いたします。
また、開業時の出店サポートも充実しており、初心者の方でも安心して任せていただけます。
上手く開業できるか不安な方も、24時間お問い合わせ受付けていますので、まずはお気軽にご相談ください!
まとめ
今回の記事では、札幌で人気のキッチンカーを紹介しました。
あわせて、キッチンカーを製作・開業する方法などをまとめています。
・キッチンカーは初期費用を抑えられるメリット ・キッチンカーの開業には様々なプロセスがある ・寒さの厳しい札幌で営業するには冬場の防寒対策が必須 ・札幌で人気のキッチンカーの紹介 |
コロナ禍の影響で全国的に増えている「キッチンカー」ですが、ランチ系・軽食系・スイーツ系など多彩なメニューが提供されています。
人気店のメニューは、どれも個性的で「ここでしか味わえないメニュー」が揃っているところが特徴です。
新しい味に出会いたい方は、この記事を参考にキッチンカーの列に並んでみてはいかがでしょう。
これからキッチンカーでの開業を計画している方にとっては、人気店のキッチンカーのメニューは参考になること間違いなしでしょう。