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キッチンカー開業は融資で資金調達!?融資を受ける方法や事前準備、ポイントを解説

2022.09.29
出店サポート
キッチンカー開業は融資で資金調達!?融資を受ける方法や事前準備、ポイントを解説
 

キッチンカーでの開業は固定店舗の飲食店よりも初期費用を抑えられますが、500万程度の資金は必要です。

 

自己資金ですべて用意できればベストですが、困難な場合は融資を受ける方法もあります。

 

この記事では、融資を受ける方法を詳しくご紹介していきます。

 

キッチンカー開業時に融資は受けるべき?

融資で資金調達

キッチンカー開業における融資とは、開業に不足する資金を金融機関から借りることを指します。

 

あらかじめ自己資金を貯めて開業できればよいのですが、500万円という大金を貯めるまで開業できず、実際に貯められている人も多くはありません。

 

そこで500万円には届かなくても、ある程度の自己資金が貯まった段階で、金融機関に不足分を借りて開業資金を調達する方法があります。

 

毎月の返済実績を作ることができれば、「この人は毎回きっちり返済しているな、事業がうまくいっているな」と理解を得られて、金融機関からの信頼度が高まります。

 

すると、「この人になら。もう少し貸しても大丈夫そうだな」と判断され、今後さらに事業を拡大するときに必要な資金の調達、いわゆる追加融資も通りやすくなります。

 

キッチンカー開業で融資を受けるまでの手順

車両選び

では具体的に、融資を受けるまでにどのようなステップを踏めばいいのでしょうか。

 

キッチンカー開業を決めてから最初にやるべきことを1つずつ解説していきます。

 

①メニュー(事業内容)の決定

まずはじめに、キッチンカーで何を売るのかを決めましょう。

 

メニューが決定すれば、どんなタイプのキッチンカーが妥当なのか、どんな設備が必要なのかも把握できます。

 

➁設備資金(購入するキッチンカー)の決定

キッチンカーの開業では、車両費用が開業資金の80%以上を占めます。

 

どんなキッチンカーを購入するかで必要資金が大きく異なるので、次に車両にかかる設備資金を決定します。

 

自動車販売店またはキッチンカーを購入できる販売店に問い合わせて、見積もりを取りましょう。

 

価格の目安は以下の通りです。

車両タイプ新車中古車
軽バン・軽トラック約150~250万円約40~約200万円
1tトラック約200~450万円約100~350万円

キッチンカーの価格はさまざまです。

 

新車を選ぶか、どんな設備を取り付けるか、どこまで外装をこだわるか、などで価格は大きく上下します。

 

ピカピカの新車で設備や内装もすべて新品で、外装は素敵なデザインのラッピングを!と考えていると、予想以上に大きな金額になってしまいます。

 

どうしても譲れないポイントをいくつか書き出しておくとよいでしょう。

キッチンカーの価格を新車・中古・レンタルで比較

 

③運転資金(経営に必要な他の費用)などの計算

キッチンカーの購入費用以外にも、経営に必要な費用があります。

 

以下の表は経営に必要な費用の一例です。

内容金額
保健所の営業許可取得1つの自治体で約5万円
駐車場代・仕込み場所家賃約50万円
機器設備購入・販売販促費約50万円
運転資金(維持費)約50万円

保健所の営業許可取得より先に、食品衛生責任者の資格を取得する必要があります。

 

都道府県の食品衛生協会が実施している講習会を受講すれば、1日で取得できますが、早めに取得しておきましょう。

 

受講費用は1万円です。

 

忘れがちですが、開業したからといってすぐに利益が出るわけではありません。

 

開業して手元に収入が入ってくるまでの生活費も、計上しておくと安心です。

 

また仕込みなどに人を雇うのであれば、人件費も必要になります。

 

経営にあたって、どこにどんな費用がかかるのか、事前に計算しておきましょう。

 

キッチンカーの開業資金について詳しくはこちらの記事をお読みください。

キッチンカー開業~営業に必要な資金

 

④融資してもらう金融機関を探す

融資してもらう金融機関は、都市銀行・地方銀行・信用金庫・信用組合などから探して申し込みます。

 

最近では、クラウドファンディングで資金調達する人も増えてきています。

 

各金融機関から融資を受けやすい人の特徴は以下の通りです。

金融機関融資を受けやすい人
都市銀行
(三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行など)
一部上場企業や富裕層
地方銀行
(千葉銀行、スルガ銀行、関西みらい銀行など)
対象エリアを中心とした活動を主とする人
信用金庫・信用組合
(水戸信用金庫、大東京信用組合など)
地域内での活動を主とする人
クラウドファンディング
(CAMPFIIRE、READYFORなど)
店舗からの移転など実務経験がある人
日本政策金融公庫
(政府が運営)
開業してすぐの人や小さな会社

一般の銀行からの融資は、確実に利益を出せると判断できる際に利用できます。

 

はじめてビジネスを開始する人には、日本政府が運営する「日本政策金融公庫」がおすすめです。

 

無担保・無保証人でも低金利(2%台)で融資を受けられます。

 

非営利団体なので、金融機関としての利益よりも事業主への融資によって、日本全体の雇用を増やすことを目的としているため、挑戦するハードルが低くなっているのです。

日本政策金融公庫新創業融資制度が用意されており、固定金利2%台。
一般金融機関1~3%が基本ですが、7~10%と高金利のところも。

地方銀行や信用金庫・信用組合など地域に根差した金融機関では、新規事業や中小企業へのサポートが手厚く、低めの金利に設定されています。

 

一方銀行系ではなくクレジットカード会社の融資を利用すると、平均7~8%台、高いところだと10%になることもあります。

 

日本政策金融公庫は比較的融資が通りやすいですが、逆に融資審査に落ちるとその後融資が受かりにくくなるので注意しましょう。

 

融資に通るポイントは、「経営をうまく回し、確実に返済できそうだな」と思ってもらうことです。

 

⑤金融機関へ提出する書類の作成

融資を受けるため、以下のような必要書類を金融機関に提出しましょう。

創業計画書
金融機関から300~500万円以上の融資を受けるには「創業計画書」の提出が必要です。
設備資金のものと運転資金のもので2種類用意します。

設備資金
キッチンカーの車両購入費(改造費)・設備(機械)導入費などのことを指します。

運転資金
経営に必要な電気代や原材料費などを指します。

日本政策金融公庫のWebページには記入例も掲載していますが、そのまま書き換えるのではなく「このビジネスが、どのような考えと根拠から成功を予測しているのか」をしっかりと相手に伝えましょう。

 

その他必要書類については日本政策金融公庫のサイトをご覧ください。

日本政策金融公庫

 

⑥電話をして問い合わせる

準備ができたら、金融機関に電話して問い合わせをします。

 

「キッチンカーを開業するため融資を受けたい」と伝え、相談しましょう。

 

先述の創業計画書など、既に準備した書類があれば伝えておくとよいでしょう。

電話で聞かれやすいこと

・これまでのキッチンカーでの事業経験また飲食業での経験

・自己資金(自分名義の預貯金)はどれぐらいあるのか

・いつ頃事業をスタートしたいのか

・今現在、クレジットカードなどの借入はいくらあるのか

問い合わせをする前に回答を準備しておくと、電話口で慌てなくてすみます。

 

⑦相談完了後、面談

電話での相談が完了して必要書類も確認できたら、金融機関の担当者と面談日を調整します。

 

通常1週間から10日程度で面談を行いますが、コロナウィルス感染対策により面談日が完全予約制となっている支店もあり、時間がかかる場合があります。

 

認定支援機関に仲介を依頼するとスムーズ

仲介業者を利用

ここまで、開業者自身で融資の申し込みをする流れを紹介しました。

 

しかし必要な書類が多く、プレゼンテーション資料の作成に立ち止まってしまう人も多いのが現状です。

 

そのような場合は、仲介業者に依頼するとよいでしょう。

 

仲介業者なら融資の成功パターンも熟知しており、必要書類もきちんと作成してくれるうえ、仲介業者を介することによって、融資の成功率が上がる可能性もあります。

 

なおコロナ禍により、「今融資を必要としており、救うべきは歯をくいしばって耐えている既存の事業者たちだ」という考えから、新規の申し込みを制限している仲介業者もあるようです。

 

100%融資金で賄うのはNG

融資希望金額の10%程度は自己資金として用意しましょう。

 

日本政策金融公庫の考え方は「経営に必要な費用の“不足分”を貸す」というものなので、100%融資金で賄い開業しようとしても、通らない可能性があります。

 

ビジネスの経験が浅い場合「この人なら経営がうまくいきそうだ」という安心材料がない状態なので、多くの自己資金が必要となることもあります。

 

初期費用を軽減するには「補助金(助成金)」も確認

補助金を確認

現在コロナ禍の影響で、各自治体もテイクアウト事業の促進に力を入れています。

 

利用できる制度があるかもしれないので、まずは各自治体に確認してみましょう。

キッチンカーの補助金・助成金による支援について

 

MYキッチンカーなら開業支援から開業後のフォローまでトータルサポート!

my キッチンカー

今回の記事では、キッチンカー開業資金の融資を受けるまでの手順やポイントについて解説してきました。

 

融資を受けるまでには検討すべきことがたくさんあるうえ、ご自身での手続きは複雑と感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

MYキッチンカーなら、「キッチンカーを開業したいけれど何から始めたらよいかわからない」「どのくらい費用がかかるんだろう?」など、さまざまなお悩みをご相談いただける無料個別コンサルを随時開催しています。

 

また、開業の際に必要な各種許可の取得サポートから開業後の出店場所のご紹介まで、トータルでサポートさせていただきます。

 

キッチンカーでの開業をお考えの方は、ぜひキッチンカーを熟知したMYキッチンカーにお気軽にご相談ください。

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まとめ

お金の流れをクリアに

いかがでしたか?

 

キッチンカーを開業するにあたり、「トータルでいくらの資金が必要なのか」「何%を自分の預貯金で賄い、残りを融資してもらうのか」しっかりと考えるようにしましょう。

 

融資の手続きは少し煩雑ですが、夢のキッチンカー開業への第一歩です。

 

お金の流れをクリアにしておくと安心できますね。

 

開業についてもっと知りたい方はこちらの記事もお読みください。

キッチンカーの開業手順まとめ

 

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